タグ:短編集(成均館) ( 21 ) タグの人気記事

夫婦の会話

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「こ、今夜はコロ先輩もヨリム先輩も出てしまったな」

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「その....たまには夫婦水入らずの夜だし、一緒の布団で....」

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「ダメよ。いつコロ先輩は突如帰ってくるか分からないし、ヨリム先輩だって。
 それに.......ここは成均館なのよ、無理に決まってるじゃない」

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「うっ....」

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「しかし、男には限界という物があるんだ。
 こうやって、2人でいるのに何も無いと辛いのが....わからないか。
 それに君だって、女の情欲とて同じ事と以前....」

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「そうだけど、私は我慢できます。
 男だらけの成均館で、何でか分かるかしら?ふふふ」

そう意味深に言うと、ユニは布団に入り寝てしまった。

「ユニ、今のはどういう意味だ?男だらけの成均館で....
何で君は我慢でき.....もしかして、他の男と!?」

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「男だらけで危険だから、辛うじて我慢できてるって意味よ、馬鹿な兄上」

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「ゴク.......」

「変な事考えないで寝てください、旦那様」

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ユニが自分を初めて旦那様、と呼んでくれた事に時めいたソンジュンだったが、
彼の体を既に熱く熱している情欲は、静まる訳がない。
ああ、今こそユニを抱きたい、柔肌に触れたい ブツブツ

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「ユ.....」

「だめですよ」

しゅん......

婦人の一言には、頭の上がらない旦那様だった。



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by beckanbecka | 2014-10-17 09:51

チラリチラリ

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「まったく、役立つ本かと思えばくだらない。
 ヨリム先輩はいやらしい本しか読まないのかしら」

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「ヨリム先輩らしいな」

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「これを筆写したらいいのか....お金は悪くないし...ふむふむ」

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「.............」

「男は、女を背後から抱きしめて布団に押し倒すと...うわぁもぉ....」

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赤面しながら筆写のため内容を読むユニ。
頁を捲る度にチラリ、チラリとソンジュンが彼女を見ている事を
当の本人は気づいてもいないのだった

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by beckanbecka | 2014-09-13 19:08 | 成均館スキャンダル

学生、君と僕(ユニ部屋編3)



「ユニちゃん....」

ソンジュンがそう囁き、見つめるユニにそっと顔が近づいた。
ユニもドキドキしながら、近づくソンジュンを見ていた。
キスしそうな程 唇が近づく

バーーーーーーーーーン

その時、階下から思いっきりドアが開く音が聞こえ
二人は(というか特にソンジュンは)ビクッとして離れた。
その後すぐドスドスドスと二階へ何者かが駆け上がってくる音がする


「イ・ソンジュンてめえ〜〜〜〜!!!」

「お、お兄ちゃんだ!!!」

ユニの一言でソンジュンは真っ青になった。

「隠れて!!!と、とりあえずクローゼットに!!」

「わ、わかったよユニちゃん」

そう言ってクローゼットをやっと閉じた時、コロとヨリムが
ドアを開けてユニの部屋に入って来た。

「あれ?ど,どうしたのお兄ちゃん」

「どうしたもこうしたもねえ!イソンジュンはどこだ!!!」

「な,何の事???」

「隠すな!どうせ来てるんだろうが!!!!」

コロはすごい剣幕でユニにがなり立てた。
後ろにいたヨリムが、あまりの剣幕で二人の仲裁に入ろうと身を乗り出した

「まぁまぁコロ、ユニちゃんしかいないみたいじゃん。
 お前の思い間違いっぽいし、そんなに怒鳴ってやるなよ」

「ヨリム、お前は黙ってろ!」

「........?もしかして、ヨンハお兄ちゃん?」

ユニは幼い頃に見た記憶を頼りに、そうヨリムに声をかけた。
昔と変わらぬ純粋可憐なユニがそう呼んでくれた物だから、ヨリムは頬を緩めた。

「憶えてくれてたんだね,ユニちゃん♡そうだよ、ヨンハお兄ちゃんだよ♡♡
 あぁもうこんなに可愛くなって〜〜〜♡お兄ちゃん一目惚れしちゃったよ」

デレデレと鼻を伸ばすヨリムは、コロも慣れているのか
はぁ〜と大きく息を吐くだけだった。
ユニはキリリとカッコいいヨリムの笑顔に、ドキッとした
大学生のお兄ちゃん、大人っぽくてカッコイイ男の人になったなぁ...

「ユニちゃん、お兄ちゃんと約束した事憶えてる?」

「おまえ、自分をお兄ちゃん呼ばわりするの止めろ、虫唾が走る」

コロは鳥肌を立てていた。

「ううん、ごめんなさい...何を約束したっけ」

「え—残念だなあ、ユニちゃん、ヨンハお兄ちゃんのお嫁さんになる!って
 聞かなかったんだよね♡でもユニちゃんも,もう17才,お兄ちゃんももう20才。
 結婚することも出来る年齢なんだよ、ユニちゃん」

ドン!

とクローゼットの中から音がして、ヨリムは笑いそうになった。
そうか、ユニちゃんのお友達はそこに隠れてるわけか(笑)。

「なんだ!やっぱり中に....」

コロが駆け寄ろうとすると、ユニが慌てて止めた

「ち、ちがうの!さっき無理に靴の整理してたから、箱が落ちちゃったの!」

「そうだよ、箱が落ちたっぽい音だったぜ、コロ」

ユニはヨリムのフォローもあり、ホッと胸を撫で下ろした。

「ユニちゃん、約束が有効なら高校卒業したらお兄ちゃんと結婚しよう?
 いや、その前に交際期間があった方が良いな、まず,お兄ちゃんの彼女から」

すっと手を取ると,チュッと手の甲にキスを落とし
微笑みながらユニの事を見つめる仕草は、とても慣れていて、かつ
女性の心を鷲掴む品のあるジェントルマンの様な行動に見えた。
そんな事された経験の無いユニは、当然ドキドキと胸を高鳴らせた。

女慣れなんて当然してないが故の無粋な自分の行動に、
ソンジュンは己を恥じ、同時にユニに言いよるヨリムにも嫉妬をした。 
クローゼットの中でギリギリと拳を握りしめながらヨリムを睨むしかできない...
ソンジュンはこの時やっと,ユニの兄の気持ちが理解できたのだった。

「おい、いい加減にしろスケコマシ。俺の妹をお前になんてやれるか」

「なんだコロ、俺はユニちゃんを大切にするぞ?
 高校生のうちは手しか繋がないし....あ、時々のキスも許してくれよ?
 それ以上の事はしないし、ユニちゃんもまだ怖いよね?だから結婚後まで待つよ」

ヨリムは大人の余裕とばかりににっこりと微笑んだ。

本当に大切だったら、女の子の事を気遣ってくれるんだ....
ユニはそう気付くと、ソンジュンとの事を思い出していた。
今日にしてもソンジュン君、私のことを..........

ヨリムが耳元でこっそりと囁いた

「それとも、もういけない事知っちゃったのかな」

真っ赤になってユニがヨリムから離れると、
コロの顔色がグングンと赤から青へ、青から赤へと変わっていった。

「じゃあ、結婚まで待つ必要ないかな?じゃあお兄ちゃんと早速デート...」

「待ってくれユニちゃん!!!俺がユニちゃんを抱いたのは、
 大切に思ってないからじゃないんだ!!あんまりに好きすぎて、自制が効かなかったんだ! 
 でも俺、大事にす....あ..........」

その時いても立ってもいられなかったソンジュンが、
クローゼットから服塗れで勢いよく出て来て,ユニに走り寄った。
驚いたのはヨリムとコロだ。

「くっくっく、まさか出てくるかい?君....」

ヨリムはおかしげに笑いを堪えている。
その横でユニは真っ青になりながら、
コロはその後ろで顔を真っ赤にしてソンジュンを睨みつけた

「てめぇ〜、俺の妹をもう傷物にしただと〜〜〜〜....
 俺のいない間に、またこいつに手を出そうと来てがやったな〜〜〜〜?
 イ〜〜〜〜〜ソ〜〜〜ン〜〜〜ジュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!」

コロは言い終わる前に、ソンジュンに掴み掛かっていた

「お兄さん!話を聞いて下さい!!!
 確かに俺とユニちゃんはすぐに一線を越えてしまったけど、俺は真剣にユニちゃんを」

「煩い!真剣に好きなら高校生の分際でそんなことするか!!!!

「いや、お前充分してただろ」

ヨリムのチャチャも耳には届いてない様だった。

「お兄さん!俺、ユニちゃんを大切にしたい!結婚だって考えてます!」

「えぇ!??そ,ソンジュン君....」

「誰がお兄さんだ誰が!!!てめえは赤の他人だ!永遠に赤の他人だ!!!」

「あ〜っはっは,ユニちゃん、暴力は目の毒だからお兄ちゃんと外に出てようね。」

ヨリムは全く二人の事が目に入ってないソンジュンとコロを尻目に、
まんまとユニの手を握り外に連れ出して、デートに出かけてしまった。
ユニはオロオロと二人を振り返りながらヨリムに連れて行かれるがままだ。

「というわけで、本当に好きな女の子には,男はすぐ手を出したくないもんなんだよ
 (俺くらいの年になるとね....まあ、その間の遊びの子はいるし)」

「そうなんですか....私、ソンジュン君に遊ばれたのかな....」

「ユニちゃん...そうだとしてもお兄ちゃんがいるからね....」

なんだかんだ美味しい所を持って行く男、ヨリム
果たしてこのストーリーにはまた続きがあるのかどうか?
よく分からないが、ひとまずここで終わりにしておこう。

-fin-

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by beckanbecka | 2014-07-22 09:29 | 成均館スキャンダル

学生、君と僕(ユニ部屋編2)



「どうぞ、狭い家だけど...」

「ううん、綺麗でユニちゃんらしくて可愛い家だよ。お邪魔します」

二人は家に上がると、キョロキョロとソンジュンは家の中を見回した。
ここがユニちゃん(とあの恐ろしいお兄さん)の家なのか....。
ソンジュンは、初めて知る彼女のプライベートに胸を高鳴らせた。
ユニちゃん、男の部屋に来るの初めてってこないだ言ってたけど、
俺も女の子の部屋に入るの初めてだな....。

トントンと二階に上がって行くと、
ユニはバッとドアの前で立ちふさがった。
ソンジュンがどうしたのだろうかと、不思議そうにユニを見た

「ソンジュン君、片付けるから1分...ううん、3分だけ待ってて」

「僕は別に片付いてなくても、ユニちゃんのそのままの部屋が見たいな」

ソンジュンはにこりと笑った

「だめ!だめなの!散らかってるから...ごめんね!待ってて!」

そう言うとバタンとユニはドアを閉めた。
ソンジュンは、ドアの前にきていきなり焦り始めたユニが可愛くて、
廊下で1人クスクスと笑っていた。

「お兄さんは夜遅くまで帰ってこないって言ってたよな.....」

ソンジュンは時計を見たが、まだ夕方の5時だった。
...........こないだ以来、ユニちゃんとは2人きり出会えなかったし、
今日は、いいよな.........。
そう思うと、ソンジュンはごくっと喉を鳴らした。

「ユニちゃん,もう開けていい?」

「あっ!ま、まだ!もう3分経っちゃった?!ソンジュン君待ってー!」

「開けちゃった」

そうドアを開けてソンジュンが覗き込むと、
ユニが慌ててクローゼットをバタンと閉めた所だった。
なんだ、とても綺麗じゃないか.....それに女の子らしい内装....
ソンジュンがドキドキしながら見とれていると、ユニが背後で手を動かしている。

「?」

ソンジュンが、彼女の後ろに回した手の先にある物は、
洋服の袖の様だった。ははん、さては洋服をクローゼットに押し込んだんだ。
ソンジュンは必死に話しながらクローゼットに服を押し込めようとしている彼女が
とても可愛くて、どこか自分の悪戯心に火がついた様だった。

「ユニちゃん」

「な、なに!?ソンジュン君!」

少しづつ近づいて行き、ユニの目の前に立った。

「お兄さんでもクローゼットの中に隠れてるの?」

「え!ううううううん、違うよ,隠れて無いよ。」

「じゃあ、クローゼットの事はもう置いといて、ソファに座ろうよ。」

ユニは、クローゼットが視界に入らないソファをソンジュンから勧められ、
彼の視界に入る事が無いとホッとした。大きく頷き、ユニは差し出された手を取り、
二人は小さなソファーに腰をかけた。

「可愛い部屋だね。」

「へへ、ありがとう」

「女の子の部屋に入ったの初めてだよ」

「本当に!?」

ユニは嬉しそうにソンジュンを横で見上げた。
子犬がしっぽを振ってるみたいで、本当にかわいいな。
ソンジュンのユニを見る目つきは,徐々に色を帯びつつあった。

「うん。こないだみたいに、エッチしたのもユニちゃんが初めてだよ」

「!!!!」

ダイレクトな言葉に、ユニは顔が真っ赤に染まった。
あの日以来、ソンジュン君は何もあの事について言わなかったし、
いたって普通の優等生な生徒会長のソンジュン君だったのに...

「そ、そ、ソンジュン君......」

ソンジュンはじっとユニの俯く顔を見つめながら、手を握った。

「やっとまた、二人きりだね」

「う、うん、そうだね........」

そう言ってくれる事を実は望んでたのかもしれない。
でも、二人っきりになった途端、男になるソンジュンにユニはドキドキしていた。
こないだも、保健体育の勉強するって言ってからのソンジュン君、
いつものソンジュン君とは全然違う、年上の大人の男の人みたいだった...。

私は何にもできず、ソンジュン君にされるがまま、声をあげるしかできなかったのに...

ユニの小さな手を大きなソンジュンの手が握り、
もう片方の腕はそっと,ユニの腰をスカート越しに抱いた。

「あ」

私は顔を上げると、
また男の人みたいな、色っぽい目で私を見つめるソンジュン君がいた。
その表情、ドキドキするよ、ソンジュン君......


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by beckanbecka | 2014-07-21 23:07 | 成均館スキャンダル

学生、君と僕(ユニ部屋編1)


「ふう、終わった終わった〜。」

初夏と言えど真夏の様な暑さ
クーラーも無く、学生達はノートでパタパタと扇ぎ、
せっせと帰り支度をしているユニの方をそっとイ・ソンジュンが見た。

「ユニちゃん」

「ソンジュン君」

ユニの表情がぽっと灯りが灯った。
大好きで,大好きで仕方が無いソンジュン君
最近、コロ兄ちゃんがバイクで迎えに来てくれるから,あんまり話せなかったけど...

「今日は校門を見る限りお兄さんいないみたいだね」

「うん、今日は何だかお兄ちゃんも学校の友達と集まりがあるんだって!」

ソンジュンの耳がピクリと動いた。
そして、彼は絶好のチャンスを逃すまいとユニの手首にそっと触れた

「ユニちゃん、じゃあ、二人で帰りどこか行かない?
 近くに美味しいパッピンスのお店があるって聞いたんだ」

「え。本当に!?」

ユニの顔がパッと明るくなった。
しかし次の瞬間、ユニは悲しげにソンジュンを見た

「ソンジュン君、それ女の子に聞いたの?」

ソンジュンは慌てて、男子から聞いたのだと訂正した。
ユニちゃんの、その膨れた様な表情、俺に嫉妬してくれてるのかな?
はは、すごい、可愛いな.........。
そう思いながら、ソンジュンは心の中で喜びをかみしめた。

「男でホッとした?」

「べ!別に....ただ、誰に聞いたのか興味あっただけ....
 や、やっぱり女の子が知ってるお店の方がオシャレだったりするかもだし....」

「じゃあ、今度は女の子に聞いてみようかな」

「だめぇ」

ユニがすぐにそう否定すると、ソンジュンはフッと笑った。

「あの....その、お、男の子の選ぶお店も興味あるな」

「そうと決まれば早く行こう」

そう言ってソンジュンは、ユニの手を掴み教室を出た。

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「はー、もう、本当に助かるよぉ〜さすが心の友♡」

「チッ!いつも横に連れてる女にでも教えてもらえばいいだろうが」

「冗談言うなよ、そっち以外はさっぱりな子がほとんどで聞けるわけないだろ〜?
 それに♡俺には頭のいいお前と言う存在があるからぁ♡」

前期試験を前に、勉強不足がたたっての「特別講習」をコロの同級生、
ク・ヨンハはコロに頼み込んでいたのだった。
コロは講義が終わればサッサとユニを迎えに大学を後にしていたが、
彼の取る講義はその時間までみっちりとあり、彼は何ら苦労も見せずこなしているのだ。

「教えたら有名パティスリーのホールケーキくれんだろうな!?」

「もちろんだ♡パティシエの子が俺にメロメロなんだよ。
 一つや二つもらってくるのなんて,たやすい事さ。
 しかしコロが甘党だったなんて、十年一緒にいて全然気付かんかったな」

「妹のためだ!俺じゃねえ!!!」

「はいはい。そいうえばコロぉ、ユニちゃんに俺、最後に会ったの小学生の頃だぜ?
 そろそろ会わせてくれても良いんじゃないか?ん?今高校生だろ?
 きっとそれはもう、可愛い女子高生に育って...♡」

「ちっ!!!!!今日で終わらすからな!行くぞ!」

そうコロは立ち上がり、携帯をかけた。
プルルルル、プルルルル、プルルル....

「はい、ユニです。お兄ちゃん?」

「おぉ、ユニ、俺今日帰り遅くなるから、戸締まりには充分気をつけとけよ」

「え!?そ、そうなの?うん!わかった!」

コロはどこか弾んだ妹の声に、どこかおかしい事を感じた。
電話を切って、コロは立ち止まってふとヨリムの横で呟いた

「おい....女子高生が夜遅くまで家に1人で心細いのに、
 兄貴が遅くまで帰って来れないって所で、何で嬉しいと思うんだ?」

ヨリムはプププと笑いをこらえながら、
今正に彼がユニからそう言われた事がおかしくて仕方なかった。
そしてハッと目を輝かすと、そっと耳元に口を近づけた

「そんなの決まってるだろ?オ・ト・コとの逢い引きだよ」

コロは表情を変えずに横で黙っている。
ヨリムが何も反応をしないコロを不思議に覗き込もうとした瞬間、
コロは持っていたパック牛乳を握りつぶし、ブシュっと牛乳が勢いよく噴き出した。

「ぶわっ!!!ぺっ...ぺっ..うぇえぇ...牛乳塗れじゃないか...(泣)」

ヨリムが泣きそうになりながらタオルで牛乳を拭っている横で、
コロは沸々と煮えたぎる怒りで,顔を真っ赤にさせていた。
ユニの同級生の.....イ・ソンジュン、あいつだな!!!ユニ!!!

「おい!予定変更だ!俺の家で特訓だ!」

「えっ!?い、いいのか!!コロの部屋で二人きりぃ♡嬉しいぞコロぉ♡」

「そうはさせるかイ・ソンジュン!!!!」

「コロ〜愛してるぞぉ〜」

「ヘックション!」

ズビとソンジュンは指で鼻を拭った。

「ソンジュン君風邪?」

「ううん、なんでもないよ。ただちょっといきなり悪寒が...さ、行こうユニちゃん」

「うん、ソンジュン君..////」

ソンジュンの大きな手がユニの手を包んだ。
あの時ソンジュン君の家で....その...ああなってから、
久しぶりに一緒にいられて、幸せだな♡

(つづく)

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by beckanbecka | 2014-07-20 23:27 | 成均館スキャンダル

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君が

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俺の眼差しを独占する


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俺の

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意識を独占する

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君が

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俺を欲望のまま突き動かす


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俺は君に何ができる?

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「愛しい」という気持ちなんだろうか


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ただ今確信できる事は

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君を俺1人のものにしたいと言う
終着の見えない、漠然とした欲望なのだ。

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by beckanbecka | 2014-06-09 20:46 | 成均館スキャンダル

夢現つ

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「兄上...愛しの兄上...朝よ..」

愛しく可愛い声が遠くから聞こえる。

「兄上、起きてくれないと...寂しいわ」

ユニかな?ふふ、可愛いことを言うな、君も。

「ねえ、....コロ先輩もいないし...二人だけなのよ。
 お願い......今だけ...私をあなたの物に.....」

成均館へ戻って以来、そんな可愛い女らしさを一度も
見せてくれなかった君だというのに...
やはり君も可愛い、1人の女人なのだな

それなら、君の願いを叶えてやろう、キム・ユニ

「うん.....やっと、俺に甘えてくれる気になった....」

彼女を抱きしめながらニンマリとソンジュンは口を開いた。
...............うん?ユニはこんなに背中が広かったか?
心なしか.......抱きしめた感触も堅い様な...

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ソンジュンはふっと目を開けると、
ニヤニヤしたクヨンハがソンジュンの腕に抱かれて満面の笑みをたたえていた。
ソンジュンはあまりの驚きに目を開くと、自分から抱き寄せておきながら、
ドンッとヨリムの身体を投げ出し、中二房の壁へと後ずさった

「な!な!なにをなさってるんですかヨリム先輩」

「あぁん♥せっかく俺と二人っきりの朝だというのに♥
 ほら、抱き寄せたんだからその続き....してくれないのか?」

女の様に高い声でふざけてそう言いながら、
彼は親指を噛み、上目遣いに右肩をチラリとはだけてみせる。
ソンジュンは鳥肌を立てながら部屋にユニの姿を探すも、
ユニの布団にはヨリムが寝ており,当の彼女は見当たらなかった。

「き、キムユンシクは...あ、イタタ..」

「テムルは、お前が酔ってホイホイ服を脱ぐから
 コロが俺の部屋で寝る様に言ったじゃないか♥」

そうだった、昨夜は4人で酒を飲み
いつもとは違って羽目を外して飲み過ぎた....事は憶えていても
部屋にどうやって帰ってきたかすら憶えていなかった。

自分の身体をガバッと見ると
直下履きが辛うじて股間を覆っているもの、
全ての服は、足下に、枕元に、グチャグチャと散乱していた

「ふふ、その様子は憶えてないな?カラン。」

「俺は...何を......」

「テムルに抱きついて、押し倒そうとして、いやぁ傑作だったな。
 堅物のお前が....くくく、案外押し倒すのも、テムルを脱がそうとするのも
 手慣れていて驚いたよ....お前、いつ女とそんな経験を積んだんだ?」

ドキリとソンジュンは肝を冷やした

「いや....男の抱き方に慣れてる...様に見えたなあ。
 ユンシクの服をスルスル紐解く手も隙がなかった」

「ヨリム先輩!冗談が過ぎます!」

ヨリムはクスクスと怒るソンジュンを手で宥めた。

「まあまあ、それはいいとしても....カラン、お前...
もしかしてテムルよりも...........」

ソンジュンはヨリムの言わんとする事を掴めずに、じっとヨリムを見た

「テムルよりも、テムルかもしれんな」

ヨリムの視線が下を向く。
ソンジュンがその先を追うと、そこには情けない程反応しきった身体が
くっきりと直下履きに現れていた。

慌てて背を向けても後の祭り

「ふふふ、カラン?お前、夢の中で何を想像していたんだ?」

今朝は、ク・ヨンハの圧勝のようだ。

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by beckanbecka | 2014-02-06 19:39 | 成均館スキャンダル

逢い引きの手引き-3-

コロが外へ出ると、背を向け靴を履こうとしたソンジュンがいた。
全く気配に気づいていなかったが、あいつは部屋に入ろうとしていたのか?
まさか俺の行動を見ていたんじゃ...

「おい」

コロは立ち去ろうとするソンジュンを呼び止めた。

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「部屋に戻ってきたんじゃないのか」

「いえ、邪魔になりそうだったので出ようかと」

「なんだ、いつからお前は盗み見が趣味になったんだ?」

やはり彼は部屋の様子を見ていたのだと分かると、
コロは焦って悪態をついた。

「男が男に接する態度とは思えず、入ろうとも入れなかっただけです」

ソンジュンの口撃に、コロはドキリとしてひるんだ。

「な、それはテムルが一人じゃ歩けないくらい酔ってたから
 俺は酒場からここまであいつをおぶって帰ってきてやったんだ!
 そんな奴が一人で布団に寝られるわけないし...」

「二度と彼の名前を俺の前で言わないでください」

ソンジュンの向けた視線は、いつもと違い焼ける様に熱かった。
もしかして,こいつも俺と同じ様にあいつを....

--------------------------------------------------

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「ほら、俺のも食べろ」

消化の良い水キムチをコロは自分の分もユニの善に置いた。

「うぷ....ありがとうございます、先輩.....
 本当に僕、酒を飲んだ後いったいどうやって帰ってきたのやら...」

「ちっ...もうお前一人で飲みに行くのは辞めろ!
 夜,お前の寝言はうるさいわ、イビキはうるさいわ寝られなかったんだからな」

コロはぷいと顔を背けてしまった。

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昨夜のことを全く当人に言わない優しさに、
ソンジュンは自分には無い大人の余裕をコロの中に見た気がした。
ずっと彼のことを気遣って,それを当人に知らせようともしない...

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「あれぇ?コロ〜、なんだかおかしいなあ〜?
 寝不足だったら,俺が起こさないと朝食だって食べに来ないお前が〜」

ヨリムがニヤニヤとコロを見つめて,意味ありげに笑う。

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「うるせぇな、寝てねえだけだ」

「あだだっ、もっと優しくしろよぉ♡」

コロはヨリムと目も会わせず、片手でぐいと彼の顔を押しやった。

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「ふむ、なるほどなるほど....」

「お前が朝報を熱心に読むなんて珍しいな。」

アン・ドヒョンが、何やら真剣に目を通している。
チョン博士は、万年生員の彼も、やっと改心したのかと満足そうに頷いていた。
キム・ウタクが、いったい何を読んでいるのかと顔をそっと覗き込ませる

「逢い引き....の....手引き?」

内容が朝報らしからず、彼が不思議な顔をすると、
それは朝報ではなく、巷で安価で書かれている、俗っぽい内容の書であった。
内容は男女の噂から、待ちの噂、どの店の妓生が良いだの、何だのと.....
案の定の展開に、チョン博士はふっと笑って食堂を後にした。

「今の男女の流行は~~~~夜に逢い引きをして歌を詠み、女を蕩かせる手法らしい!
 唄.......それは浪漫に満ちあふれた俺に,持って来いの手段じゃないか!
 言葉で俺は女を花を開かせ、歌を詠み,その花の莟も満開に....」

ドヒョンの言葉に、ユニは目をまん丸くして、
ソンジュンは不自然にゴホ、ゴホンと咳をした

「でもお前は妻がいるではないか」

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「あ♡」

真っ赤になったユニと、挙動不審なソンジュン
それをこっそりと扉の隙間からのぞいている人物がいた

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「ふふ、あの二人いつ逢い引きをいたすのかのう〜」

「王様...王様ともあろう方が覗き見は行けませぬぞ、さ、さあ...」

「えぇいケチ臭いの!もう少しじゃ!」

(おわり)

何となくのお遊びストーリーでした♡
アン・ドヒョンが登場するのは久しぶりですね(笑)。

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by beckanbecka | 2014-01-24 19:47 | 成均館スキャンダル

逢い引きの手引き-2-

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「って....酷いんれすよぉ....コロ先輩.....
清廉潔白な優等生の皮を被ってるくせに、神聖なる場所に
 あんな....あんな破廉恥な本を持ち込んでるなんて!!!」

ユニはやけ酒を飲んできたのか、近くの店からふらふらと出てきた。
幸いな事にコロは中二房にいないユニを心配して,ここへ来てみたが....
案の定,彼女は一人で成均館へ帰る事は愚か、一人で立つことすら出来そうになかった。

「おい、お前一人のくせに飲み過ぎだぞ....
 一人で帰れもし無いくせに、どうしてこんなに飲めるんだよ....
 お前に何かあったらどうするんだ!?」

口は悪いが,コロの言葉は彼なりに心配しているようであった。
ユニは聞いているのかいないのか,彼女はそのまま、
コロの胸の中にふにゃりと飛び込んできた。

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「...........お........!!!!!....お、おい!ヒック」

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「な、なに抱きついてんだよ....ほら,歩いて帰るぞ」

「もう飲めない.....むにゃ.....」

「..この暴れ馬を使うとは,お前本当に....ったく....」

そうブツクサ言いながらも、コロはゆっくりとユニを背におぶった。

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中二房に全く帰って来ないユニを心配して、
ソンジュンも近場のここへ彼女を捜しにきていた。
酒屋が軒を連ねる通りに入るなり,コロとユニが抱き合っている姿を見た。

.............俺が.....俺があんな本を間違いとはいえ持っていたのは非難するのに、
君はコロ先輩とこんな公の場で....一体何をしてるんだ。
わかってる、きっと酒を飲み過ぎて、先輩に世話を焼かれてるってことは。

でも...なんで、なんでコロ先輩は、あのあだ名に反して
キム・ユンシクに接する時だけはあんなに優しく、親切にするんだ。
先輩はもしかしてキムユンシクに特別な感情を抱いているのでは...

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道理に反する,なんて先輩を俺は責められない。
だって、俺だってキム・ユンシクのことが気になって、
いつだって優しくしたいし、彼の笑顔を俺だけで独占したいと思っているから...

同じ男同士なのに、他の男が彼に触ることが我慢できない。

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コロは部屋に辿り着くと,足て布団を広げてユニをそっと寝かせた。

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「まったく....手のかかる奴だ.......」

そう言いながらも、コロは微笑んでいた。
同じ男なのに、こいつが俺を頼ってくる、俺だけに見せる子鹿の様な表情
それが俺だけに向けられてる物だと思うと,嬉しくて仕方が無かった。

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「......................今度飲みにいくんなら,俺に言えよな....」

そう呟いて,コロは灯りを消すと部屋を後にした。

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by beckanbecka | 2014-01-24 19:43 | 成均館スキャンダル

逢い引きの手引き-1-



「愛する女性を口説きたい時に役立つ言葉がた〜くさん載っておりますよ」

貰冊房でキムユンシクと本を見ている時、
店の店主がこっそりと俺に耳打ちをした。
店に足しげくプヨンファが通っており、彼女と俺の事を言っているのだろう。

イ・ソンジュンは溜め息をついた
別にあの女性をどうも思ってもいないし、ましてや結婚など....
興味なさそうに背を向けようとすると、男がまたけしかける

「月夜の晩にこの本に載っている詩を呟くだけで
 花はそっと夜露に濡れ.......お分かりですね?」

ふっふっと店主は意味ありげに笑いかける。
詩集か...........ソンジュンはチラリと禁書に夢中なきれいな学士を見た。
キムユンシクは読みたかった本が入荷されたため,夢中で読み耽っている。

ソンジュンは本を受け取るとパラパラと読んでみた。
たしかにロマンチックで、女が好む様な文章だった。
ソンジュンの視線に気づいたのか,知ってか知らずか店主はささやく

「女だけではなく男にだって効果は抜群と名高い詩集ですよ、旦那」

ソンジュンは本を返そうとする手をピタリと止めた。
店主と目が合うと、彼は何かを保証で模する様に大きく頷いた。
ソンジュンは軽く咳払いをすると、こっそりと金を店主に手渡し本を懐にしまった。

成均館に戻りしばし経って

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「はあ、貸してくれれば良いのに....」

「禁書なんだ,成均館に持ち帰っては危ないよ。
 ...............それより、さっき店で素敵な詩集を見つけたんだ。
 ...........その、今夜は月がきれいに見えるだろうし、外を散歩しないか?」

「うん、夜は涼しいだろうしね。いいよ。
 で、その詩集はどんな内容なの?読んでみたいな」

「夜、空を見ながら読むと素晴らしさが増すそうだから,俺が読んであげるよ」

「うん、ちょっと軽くだけ....」

ソンジュンは微笑みながらユニに本を手渡した

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「................!???」

それは破廉恥な春画だった。
ユニは驚いて、照れて視線をそらしたままのソンジュンを睨んだ

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「兄上、こんなのを夜、俺に読聞かせるってどういう事!?どこがすばらしい詩集だよ!
 ていうか、兄上こんな本持ってるの!?変態!」

ユニにどんと本を突き返され、ソンジュンは本を開いた

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「.............!!!!!」

これはいつかヨリム先輩に貰った本じゃないか.....
なんてことだ、俺とした事が浮き足立ちすぎて、よりにもよって
持ってくる本を間違えるなんて....

「最低!兄上なんて大っ嫌い!」

そう言ってユニは尊経閣から出て行ってしまった。

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by beckanbecka | 2014-01-24 16:54 | 成均館スキャンダル


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