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静かな海の様に-98-

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by beckanbecka | 2015-06-24 18:26 | 妄想小説

静かな海の様に-97-

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by beckanbecka | 2015-06-15 22:30 | 妄想小説

静かな海の様に-96-



「えー!?ほしたら、あんたがパクさんが追ってきた恋人やったん!?」

驚いた様に数名の女性が彼女を見た。
まさか2人が以前知り合いだったとも知らなかったのだ。

「一体、パクさんをそこまで想わせる人って、どんな人けって思ったんに」

まじまじと彼女達は、その本人を見つめた。
うう、すごくハードルが上がってるだけに気まずい....
彼女は恥ずかしそうに俯いた。

「黙っててごめん。」

「なんじゃあ、アタシにもチャンスあるかも〜って思たんに〜」

あはは、と弁当を作ってきた女性が明るく笑った。
よかった、傷ついてはないの....かな?
ほっと彼女が覗き見る

「水臭いやん!親友じゃろ?」

あはは、と和やかに昼は過ぎていった。

..............................................................

ピンポン

「はぁい」

「や」

「おかえりなさい」

「.......ただいま」

いいなあ、その言葉。
ムフフと嬉しそうにユチョンは1人微笑んだ。
おかえりって......いい言葉だな〜♡奥さんみたい。

「くふふ」

「どうかしたの?」

「な、何でもないよ」

怪しい物でも見るかの様な彼女に、彼は慌てて取り繕う

.........................................................

「明日は,卵焼きとウィンナーとー、何がいいかな」

彼女とテレビを見ながら、まったりとする時間
俺の胸の中にすっぽり包まれながら、俺は彼女のソファ代わり。
湯上がりの匂いを嗅いでも幸せだし、パジャマのフワフワした生地を触っても幸せ。
彼女の体温を腕で、胸で、全部で感じられるのもいい

「ふは」

「?どうかしたの?」

胸に凭れてきて、彼女は俺の見上げた。
君は本当に無防備で、無頓着なんだから
彼はじーっと彼女の顔を見つめると、チュッと唇を真下に落とした。

抱くって言ったら.....どうするかな?
そう考えつつ、ジッと彼は彼女を見つめる
いや、こんなまったりした雰囲気だし、今夜は止めた方がいいのかな...

ゴクッと喉仏が動く
私を見下ろす視線が、何を考えてるのか分からない程私を見つめる。
そう言う時のパクさんは、すごくセクシーだと思う。

何を思ってるの?
何で話してくれないの?って、不安と、
口にはしないけど、秘めた私の願いを叶えてくれるんじゃないかって期待が入り交じる。


もっと好きって言ってほしい
もっとキスしてほしい
私の名前を呼んで、何も考えられなくなる程
あなたのやり方で、私を冷静でいられなくしてほしい

本能のまま、欲しがれる様に

そう考えだすと、彼女はキュンと疼いた。

「ね、眠たくなっちゃった.....」

「布団行く?」

「うん」

ずるいのは私
だって、恥ずかしさで平気なフリを演じているから
あなたが何を考えてるのか、その表情から分からないんだもの

お互いに好きなのは一緒なのに
一度リセットされた2人の関係は、感情も綱渡り
ゆらゆら ドキドキ どっちが先に落ちてしまうのかと。

丁寧に布団をかけてくれると、
まだ早いから、と灯りをつけたまま私達はあれこれ話した。
互いに手を握り合いながら、優しく彼の親指が私の手を撫でる

それだけでもドキドキする
指のなぞり方って,何かを私に伝えてるような気がして
本当に手が過敏に感じてしまう

「でね、そのお客さんが言うんだ」

「うんうん。.....不思議な人だね」

他愛無い会話
ここ暫く続いてる、初々しいカップルの普通の時間
それを当たり前なカオして、ドキドキしてる私

「そ。思わず俺笑っちゃ....ねえ」

「うん?」

「腕枕していい?」

「う、うん」

ああ、だめだ
肩をグッと抱かれて、パクさんの顔が近くなる

「でね、その続きだけど......」

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目を合わせた瞬間、パクさんの口が止まった。
この距離、いつもキスする時の距離で...
どうしてもドキドキしてしまう

一度引き寄せられた引力には、抗えないんだと知った。


唇が  触れる


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暖かい唇がゆっくり 徐々に 動き出す

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by beckanbecka | 2015-06-07 18:47 | 妄想小説

静かな海の様に-95-



「でさぁ、そいつどうなったと思う〜?」

そわ

ジェジュンがおかしそうに話す中、
ユチョンは1人そわそわとしていた。
仕事が終わって、3人は夕食を食べに来た訳だが、
酒も入りつつ、既に時間は10時になろうとしていた。

「あはは、どうなったんですか?」

おかしそうにジェジュンの話に集中している彼女
俺だけが、こいつの話に入り込めずにいた。
なぜかって?........分からない?

好きな女の子と早く2人きりになりたいって
男の誰しもが思うもんなんだよ
とりわけ、まだ隅々までを知らないとしても、君の身体を知っている俺は。

ユチョンはそっと手を伸ばした。

「あはは!そうなんですか!?やだぁ〜(笑)!」

テーブルの下で、彼女の手をそっと握る

「...............!」

それに気づいたのか、彼女はビクッと震えた。
俺は彼女の手をぎゅっと握りしめると、そっと親指で撫でた。
まるで、手を愛撫する様に、ゆっくりと こっそりと。

「あれ、酔っぱらった?顔、赤いよ〜あっは♡かわい」

ジェジュンがおかしそうに笑うと、
ちらりとユチョンの方に目配せをした。
ふふん、とユチョンに向かって意味有りげな笑みを浮かべると

「俺も結構酔ってきちゃったかも〜」

うーん、とジェジュンは伸びをした。

「じゃあ、今夜はユチョナの家に泊めてもらおうかな」

驚いてユチョンは目を見開くと、
ジェジュンは更におかしそうにくっくっくっと笑った。
まったく、全てを把握しててそう言うかね....ユチョンはホッと息を吐いた

「あっは。残念ながら俺、狭い部屋では寝れないんだった。
 そろそろホテル帰ろっかな。ユチョナ、ちゃんと彼女送ってけよ」

「わ、わかってるよ」

ぎゅうっと彼は彼女の手を握る
まるで、今夜は返したくない と伝えるかの様に。

........................................................................

「俺の家,行こっか」

別れた後、車に乗り込むとパクさんは言った。
どうしよう、今日また恋人になったばっかりなのに
こんなに早く、こういう事になっていいのかな。

いいんだろうけど、
私は....準備、できてるのかな.....
パクさんの事好きすぎて、今日までの思いが溢れてしまいそうで
自分がどうなってしまうのか怖い。

「ただ....」

パクさんと目が合った

「一緒にいるだけで、いい」

私の思いを読まれてしまったんだろうか。
ちがの、嫌な訳じゃ....ないんだよ。

「うん...」

車の中で、家に着くまでずっとドキドキは消えなかった。

「見て、今夜は月が綺麗だね」

その言葉
パクさんはわざと言ったの?それとも無意識かな
私は司書さんらしい一言に、くすっと微笑んだ。

「はい」

「少し寄り道していこうか」

そう言って車を走らせると、
キレイに夜空が見える広場があった。
パクさんは車を止めると、私のドアを開けて手を差し伸べてくれた

「あの頃はさ」

パクさんが先を歩きながら、2人で月を眺めた

「俺に女の子が話しかける度、
 不安そうにしたり、そわそわ俺を見たり、可愛いなって思ってた」

確かに、遊園地とか水族館に行った時
そんなこと、たくさんあった気がする。

「図書館でもさ、たくさんの女性が俺の所に並んで
 じっと見て、ふいってそっぽを向いて行ってしまうのも、素直じゃないなって
 可愛く思ってたよ」

お見通しだったんだ。
まだ片思いの癖して、変に意地張ってた頃。

「うん」

彼女は恥ずかしくて、背を向けて別の方角にある星を見上げた。

「今は、そんな些細な時間ですら,君を離したくない」

そっと、後ろからパクさんに抱きしめられた。

「ずっと俺の側に置いておきたい」

「それは、パクさんが連れてってくれれば...いいよ」

「うん。でも俺が本気で愛したら、
 君はうざったいって離れていってしまわない?」

ごめんね、俺は君のこととなると臆病になってしまうんだ。
私はその言葉を聞いて、余裕のないパクさんが可愛いと思えた。
自分がカッコいいって知ってて、私が近寄ってくるのを待ってたあなたが
私を求めている

「思わないってこれから証明してあげる」

彼女は微笑むと、軽く両手を広げた。
吸い寄せられる様に、ユチョンは彼女の腕の中へ歩み寄り
大きな身体を彼女の腕の中に埋めた。

おっきい
あったかい
安心する

私は、パクさんの胸に顔を埋めながら
もう離れない、としっかり抱きしめた。
互いに見つめ合うと、自然と唇が重なった。

何の音もしない
何の光りもない
ただそこにあるのは、月明かりとキラキラ浮かぶ星だけであった。

...................................................................

「おいで」

「うん」

家に着くと、もう深夜になっていた。
柔らかなオレンジ色の証明がぼんやり輝く部屋で
私は、ぶかぶかのTシャツ姿で、彼の香りがするベッドへ滑り込んだ

長い腕がすぐ、私の背中を抱き寄せる。

額に柔らかな唇の感触と
見上げると優しくて、色香の漂うパクさんの目
目を閉じると穏やかなキスが唇に触れる

髪の毛を梳く大きな手、長い指先
穏やかな吐息と、私を抱きしめる大きな身体は
あまりに久しぶりの感覚で、そして前よりもずっと,ホッとする場所になっていた。

もう離れない

互いにそう心の中で囁くと
2人は目を閉じて、狭いベッドの中で眠りに落ちた
その夜感じた逸る気持ちは、夜のデートで穏やかさに消えていった

ゆっくり、また恋人になっていけば良いんだ。
きっと、それすらもまた楽しいはずだ。

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by beckanbecka | 2015-05-31 13:39 | 妄想小説

静かな海の様に-94-

ジェジュンの告白に、2人はぽかんとした。

特に彼女は、ジェジュンが自分にそんなことを言うなんて夢にも思わず
頭が真っ白になっていた。

「ユチョナには弁当を作ってくれる女がいるんだろ?」

「こ、これは違う!それに、それは俺が電話で頼んで作ってくれた弁.....」

「今日は別の子、明日はこの子、ってでも決めてんの?お前」

ニコニコして話すジェジュンさんの声は
触れればすぱっと切れてしまいそうな,刃物の様な鋭さがあった。
パクさんとジェジュンさん、親友同士でも....そういう物言いもするんだ....

「追ってまで来た彼女だろ?
 好きって言いながらこれなら、全然俺は遠慮しないけど。」

グッと彼女をジェジュンは抱き寄せた

「あ」

ジェジュンは、ユチョンに向けた冷たい視線をニコリと変えた。
彼女の方を向くと、覗き込む様に顔を近づける

「ねー♡さ、見晴らしの良い所で食べよ♡」

ジェジュンはさっさと彼女の手を引いて、高台の方へ行ってしまった。
思ってもいなかった展開に、ユチョンの心は焦った。

「あの」

「わー、ここすっごい綺麗に町が見えるね」

「あの、Jさん!」

「ん?」

ジェジュンさんの笑顔は、前と変わらない優しい物だった。

「Jさん...本当は、何か理由があって来たん....でしょう?」

「んー♡?」

ジェジュンさんは微笑んだまま,口を開こうとはしなかった。

「Jさ.........」

「待てよ!」

パクさんの声がして振り向くと、パクさんがこちらへ走ってくる。

「焼きもち焼いてくれるかなんて思って、ごめん!すごく俺、幼稚でごめん!
やっぱり友達なんかじゃ嫌なんだ。俺の傍にずっと居てほしい。
.........愛してる」

彼女を見据えると、ユチョンはしっかりとそう言った。
彼女だって同じ気持ちだった、友達なんかじゃ嫌だ。
ずっと、あなたの傍にいて、私を見てほしい

「パクさ.......」

ふと、ジェジュンの手が緩んだ

「パクさぁん」

彼女はその手から離れると、ユチョンの方へ駆け出していった。
手を広げて彼女を受け止めると、ユチョンはしっかりと抱きしめた。
ジェジュンの方を見ると、彼は親指を突き出して「よかったな」と言っていた。

ありがとな、ジェジュン

「ごめんな...」
「私こそ....ごめんなさい...」
「愛してるよ....」

「あーあー、盛大に俺、振られちゃったじゃん」

振り返ると、クスクスと笑いながらジェジュンがそう笑っていた。

「Jさん........」

「親友はさ、優しく慰めてやるだけの存在じゃないんだよ。
たまには突き飛ばして、道を正してやるのも親友の役目....だろ?ユチョナ」

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「ああ.......」

「やばっ、俺用事があるんだった。夜また会おうよ、飯でも食べよう」

じゃあねー、とひらひら手を振ると、Jさんは駅の方に行ってしまった。
本当に用事ついでにここへ来てくれたんだろうか。
2人はそんなのは嘘だと分かっていた

ありがとう、ジェジュン 

.............................................................

「もう時間なくなっちゃったね」

「うん。急いで食べましょう」

「その前に」

ユチョンはそっと、ベンチで彼女に近づき座り直すと肩を抱いた
覗き込んでくる顔の近さが,本当に久しぶりで恥ずかしくなる。
うつむく顔  また深く覗き込む彼の顔

目が合うと   もうだめ

ユチョンはしたから唇を重ねると
そっとほほに手を寄せ、彼女の顔を引き寄せた。
優しく、触れ合うだけのキス

聞こえる鳥のさえずりと 優しい風

.............................................................

ぐぅ〜キュキュキュ

「あれー?司書さんお昼行かなかったんけ?」

「は、はあ、ちょっと........」

結局、キスに夢中になり過ぎてお昼を食べる時間がなかった.....
彼女もきっとお腹すかせてるだろうなぁ.......
ユチョンはカウンターに座りながら、恥ずかしそうに溜め息を吐いた

俺はキスを覚えたての中学生かっ

「................あぁ」

そっか、それなら次はABCを覚えていく高校生だよな。
もう一回、全部一から彼女とやり直すんだ。
ふん、と彼は鼻息を吐くと、突如仕事の手を早めた

「大人の階段の〜ぼる〜♪ふんふん」

「どうしたんだべ、司書さん.....」

「さぁ....都会の人の精神状態は複雑なんやで.....きっと....」

その頃ジェジュンは

「あっ このお弁当結構いけるじゃん〜 モグモグ」

敵方のお弁当をちゃっかり持ち帰っていた。

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by beckanbecka | 2015-05-30 10:28 | 妄想小説

静かな海の様に-93-



「わぁ」

車を降りると,丘になって綺麗に街が見える場所だった。
風も気持ち良いし,少し空気も冷たくて気持ちいい。
海にキラキラ太陽が反射して
のんびりと船が数隻、行き交っている。

「きれい。」

「でしょ。景色がきれいだから連れてきたくて。」

私よりもこの街を知っているかの様なパクさん。
それはそうか,私より色んな人と日々接して,優しいから知り合いも多いはず。
私よりこの街に馴染んでいるのかもしれない、だからあの人のお弁当だって

「はい,すごく綺麗です」

「い,いつも1人だから...でも、誰かと一緒に来たいなって思ってて」

誰かと、ってことは私じゃなくても、誰か他の人と来たいって思っていたのかな。
そう言葉の意味を読もうとしてしまう。

「その、君と2人で来たかっ.....」

「あ!いたいたー♡♡」

その聞き覚えのある声
まさか、と2人は顔をみ合わせると、後ろを振り返った。
そこには、やっほ〜と手を振りながらこっちにかけてくるジェジュンがいた

「Jさん!」
「ジェジュン!!!!」

「町の人に、恋人がお昼食べそうな場所ってどこ?って聞いたら,
 この高台が景色がいいですよってお勧めされたからさぁ〜あっは♡」

ぶらぶらとお弁当の包みをぶらさげている。

「何しに来たんだよ,突然。」

ユチョンは邪魔されたとばかりにぶっきらぼうに聞くと、
おかまい無しにジェジュンは2人の元に歩いて来た。
いつもこいつがニコニコ笑ってるときは,何か企んでるときなんだよな...
ユチョンは何か分からず、そわそわしながら様子をうかがう。

「はいユチョナ、お弁当のお届け物ぉ〜♡」

ポンと手渡されたのは見覚えがある物だった。

「さっき会った子が、お前と一緒に食べようと思ったのに...って預かって来た」

ユチョンはサッと彼女の方を見ると、
出そうとしていた彼女のお弁当を、パッとまた鞄の中に隠してしまった。
そんな、俺は君の作った料理が食べたくて.....

「ち、違うんだ...俺は食べな.....」

「毎日喜んで食べてたんだって?新しい彼女が出来たんなら言えよなー俺に。」

あはっと笑いながらジェジュンはそう言った。
笑顔の裏には、背筋が凍りそうな程の凄みをきかせていた。
ジェジュンはユチョンから顔を反らすと、彼女の方へ向き直った。

「あの時はごめん。こいつの元恋人に図られたとはいえ、よく俺達会ってたのに、
 君の素直さも、優しい心も、信じてあげられなくて。
 あんなメール一通で疑ってしまって,本当にごめん。」

「ジェジュンさん......」

そう言えば,ソウルであの事が会ってから会うのは久しぶりだった。
あまりに普通な様子でJさんが現れたから.......
彼女は微笑みながら首を振った

「いいんです、私の携帯からあのメールが送られたんだもの
 信じてしまうのは当然だと思います。
 真実がはっきりして,誤解だったと分かってくれれば,私はそれで.....」

「ユチョンと別れたんなら」

ジェジュンが彼女に一歩近づく

「じぇ.....」

ユチョンは、悪い予感に気づいた

「Jさん....?」

「俺が,君の手料理を食べる立場になっても良い?」

「ジュン..........」

ユチョンは呆然とした

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「君が好きだ」

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by beckanbecka | 2015-05-25 11:59 | 妄想小説

静かな海の様に-92-


「ふぅ、やっと着いた。
 相変わらず時間かかるし、変わらず寂れてるなぁ」

1人の男がバスを降り、キョロキョロと足りを見渡した。
しかし、どことなく地元のOLだろうか?女性達が、ぞろぞろと
同じ方向へと歩いていく

「ラッキー、おっれは何かとついてるなぁ♪」

男はにんまりと笑い、そのOL達の後を歩いていく。
足音に気づいたのか、鼻歌に気づいたのか、
後ろを振り返る女性が現れ、互いに連れの女性の方を叩き、
また別の女性が振り返る。

「ちょっと、あの人モデルかなあ?超かっこ良く無い!?」

「絶対芸能人だよ!こんな田舎にあんな人おる訳ねぇでー♡」

好奇心に満ちたその視線に、彼は微笑みかけた

「こんにちわ」

「きゃー♡♡あのっ、ど,どこからいらっしゃったんですか??」

すぐさま女性達が、彼の周りへと集まってきた。

「あっは。何で俺が地元の人間じゃないって分かったの?」

「だって、こんなカッコいい人地元におらんもん〜♡」

「ちょっと!何言ってんの!1人だけおるべ!」

「あぁ、パクさんは別やな♡でもホント、田舎にはおらんイケメンだで〜♡」

キャーキャーと黄色い声が彼を囲む。
彼はその女の言葉を聞き、ふっと微笑んだ。
ユチョン、ちゃんとこの街に馴染んで頑張ってる見たいじゃん。

「パクさんって誰?」

「あっ,今から行く図書館の人なんですけどね?
 ソウルから来てくれた人で、廃れてた街の図書館を蘇らせてくれた凄い人なんです〜」

「そうなの。お兄さんの方が私はカッコいいと思うだども、
 パクさんも相当なイケメンで、街の女子の王子さまなんですよ〜♡」

「へぇー、パク王子さまか」

ニヤニヤと彼は微笑んだ
気持ち良い風が、彼の柔らかなブラウンの髪の毛を撫でる。
さらりと髪を梳くと、左右の女性達へと微笑んだ

「じゃあ、おっれも一緒に図書館に行っちゃおうかな」

「キャー♡♡」

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「お、おまたせ」

「は、はい。あ、でも私も今来た所だから....」

2人っきりで会うのが何だか久しぶりで、照れる。
2人は会話が途切れ、ぎこちなくもじもじしていたが、ユチョンが指差した

「じゃ、じゃあ行こうか....車、あっちだから」

「は、はい」

2人はまだ知らない、あの男の再来を

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短くてごめんねっ!でもちょっぴり更新(^^)
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by beckanbecka | 2015-05-17 22:47 | 妄想小説

静かな海の様に-91-


「どうしようかな...」

呟いては携帯を握り、

「やっぱ、変かな...」

そう呟いては携帯を降ろす。

彼女は夜、ソファにしゃがみ込んだまま、それを小一時間繰り返していた。
何を悩んでいるのかと言えば、ユチョンへメールをしようか、しまいかという事だった。
まだ彼には、新しい番号は教えていない。

前の携帯は返されたけど、嫌になって既に解約していた。
全ての人からの連絡を断ち切りたくて、そして
何か手がかりが欲しくて自分の番号にかけてしまいそうだったから。

ピ、ピピ、ピ

”新しい携帯の番号とアドレスです”

簡単な文章のみにして、彼女はユチョンにメールを送った。
本当は、夕食のおかず作り過ぎたので明日持っていってもいいですか?
なんて、お弁当のことを言いたかったけど...

美味しそうにあの人の食べてるし...

PRRRRR PRRRRR
その時、いきなり電話がかかってきた。

「もしもし?俺,パクです。」

「あ、こ、こんばんわ....メール読んだんですか?」

「うん、ありがとう。俺、昼に教えてって中々言えなくて....あのさ」
 
「あの」

互いに呼びかける声がぶつかって、電話の向こうは静まり返った。

「あ、さきに」

「ううん、先に言って。俺はその後でいいから」

「いや、本当にいいんです、先に言ってください」

互いに譲り合いながら、お互いの言い出した事がすぐに知りたくて
もどかしく2人は思っていた。

「うん、あのさ...その。食べてる弁当,変わらず美味しそうだね。
 そ、その,今日の筍とお肉のやつとかさ...ずっごい見ちゃって..」

そういえば、以前パクさんに作ってあげた時に美味しい,美味しいって
凄く嬉しそうに食べてくれたっけ、そっか...あれ好きなんだ。

「その....今度、時間があればで良いんだけど..俺も食べたいなって....」

パクさんの言葉の語尾は静かに消えていった。
そんな事、以前は「あれ食べたいな、作って!」って普通に言ってたのに。
なんだか、そんなパクさんの様子がまるで私みたいで,嬉しい。

「あ、う、うん。じゃあ明々後日位にお弁当にして持っていきますね。」

「本当に?やった!ありがとう。手料理...た、食べたくてさ....あ、君の話は?」

「私は、今夜のおかず作り過ぎたから、明日お弁当にどうかな?と思って。
 あ、でも筍のじゃないから、気にしないでください。
 最近、仕事が大変だからか1人でもたくさん食べれるし...」

「まって!それも食べたい!」

私の言葉を遮る様に、ユチョンさんの声が聞こえた

「ま、まだ何の料理家も言ってないじゃないですか....(笑)」

「何だって食べたいんだ。君の作った手料理だもん。
 美味しいに決まってる」

その言葉に胸がじわりと熱くなる
でも、いつもあの人のお弁当を美味しいって食べてるじゃないですか
って口に出てしまいそうになる。

でも.....責めない
だって、可愛くない奴って思われたく無い。

「ほ、本当に...」

「食べたいよ」

真っ直ぐなパクさんの声に、
じっと私を見つめる彼の顔が、フワリと頭に浮かんだ。
嬉しい、まるで2人だけの秘密みたいで

「うん。じゃあ作っていきますね」

「明日」

パクさんが言いかけた

「はい」

「...........2人だけで、別の所で食べない?」

心臓がドキドキする

「うん」

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by beckanbecka | 2015-05-17 12:16 | 妄想小説

静かな海の様に−90−

「美味しかったです、ごちそうさま」

私たちは、毎日昼ご飯を一緒に食べるようになった。
その度に、友達である女性がパクさんにお弁当を作ってくる、
それを美味しそうに食べる姿が何故か、 苦しかった。

そんなの本当はなぜか分かってる。
パクさんにお弁当を作っていたのは私だったのに…という嫉妬心だ。
そんな事、今の私からは絶対に言えないけど…だって、言ったら許してしまうでしょ?

「へぇーじゃあ、図書館を大改造してるわけね」

「ええ。本が好きな人にもっと、もっと足を運んで欲しいから。
ドイツ文学をすごく好きな人も多いし、 たくさん置いてるんですよ!!」

そう言いながらパクさんは私の方へ満面の笑みを浮かべた。

「こんな田舎にそんな人間多くない気がするけどなぁ〜?」

女性は首をかしげる

「あっでも、パクさんが色々教えてくれるなら、読んでみようかなぁ」

猫撫で声で、 全力でしな垂れ掛からんばかりの甘えぶりだ。
ユチョンは慌てて体をそらしつつ、彼女へ視線を投げかけた。

「ぜひ、休日に読みに来て下さい」

ユチョンは彼女をじっと見つめた。
しかし、彼女はふいっと顔を背けて言った

「私は、 今フランス文学が好きなので」

「えっ…そうなんだ、じゃ、じゃあこれからすぐ揃えるね」

ユチョンの素直な言葉に、 彼女は慌てた。
ちょっと意地悪したくなって言っただけなのに!

「そんなに利用客のリクエストばっかり聞いてたら、赤字ですよ」

「はは、そうですね。あ、扱いの物も貸し出しOKなんですよ」

「あ、そうなんですか?」

興味を示してしまった、と彼女がハッと口を塞いだ。
ユチョンはそんな様子を見て嬉しかったが、
しかしながら控え目に、何も言わず微笑むだけだった。

そして今度の日曜日、友達と一緒に足を運ぶ事にした。

「わぁ、前より活気があるわぁ〜、あ、パクさん!」

彼女は嬉しそうにパクさんに駆け寄っていくと、
カウンターに人が沢山いるのをいい事に、腕を引っ張って中へ入って行った。
嬉しそうに案内をせがんでいる。

勘違いであって欲しかったけど、
彼女はパクさんに片思いをしてるんだと思う。
毎日のお弁当も、今の彼女の嬉しそうな顔も。

私は、二人について行くのもなんだか寂しくて
パクさんがこないだ言っていたドイツ文学のコーナーに行く事にした。
確かに力を入れたんだろう、ずらりと棚の多くの部分をしめていた。

「すごい…」

彼女は驚きつつ、一つ一つアルファベット順に見て行った。
棚の一番上は、新入荷書庫なのか…よく、見えないなあ。
うぅん… 彼女は近くに置いてある台に登って覗き込んだが
見えはするけれど、手は届かない。

「うぅ…もう、これも パクさんの仕業なの!?」

よいしょ、と手を伸ばすけれどなかなか届かない。

「どうした?どの本が良いの?俺取るよ」

その時、ふと背後からパクさんの声がした。

「わっ…」

背中のすぐ後ろで聞くその声、深くて、男らしい低い声。
みんなで昼食を食べてる時とは、全く違う声。
後ろからすっと腕が伸びて、一番上の棚に軽々と触れる。

「パクさん…踏み台もう少し高くしないと、利用者困っちゃ…」

「ここだけだよ。」

「そんなの酷い…!」

振り返ると、間近にパクさんの顔があった。
驚いてたじろぐと、踏み台が不安定に揺れ、バランスを崩す。
その瞬間、パクさんにギュッと背中を抱き寄せられた、

「…酷くない。君がここに来てくれるようにって願って
一所懸命ここまでやってきたんだ、どこにいるかもわからない君が来る事を願って。」

その旨の暖かさが心地よくて、ドキドキして、
ここままずっと、抱きしめていて欲しいと思った。
そっと彼女が目を閉じた瞬間、ユチョンはパッと腕を離した

「で、どの本が読みたい?取ってあげるから」

その笑顔は、友達然とした爽やかなものであった。
友達…私がそれならって承諾したんだもの。
でも、妙にあの時からパクさんは、 私に本当の友達みたいに接してる

もしかして、彼女と毎日接してるうちに、心が揺れ始めてるんじゃ
パクさんは女性にモテるし、私がいなくなっても相手に困る事はないだろう。
じゃあ、パクさん自身が新たな恋をしたとしたら?

私は、去っていく彼を受け入れて忘れられる?

「はい…じゃ、じゃあこれ…」

「これだね、はいどうぞ。困ったらいつでも呼んでね」

「はい…」

「パクさーん!あ、いたいたぁ。あっ…ずるーい、私にも本取って〜」

「良いですよ。。どれです?」

彼女と談笑しながら、パクさんは向こうへ消えていった。
彼女は本を胸に抱きしめながら、息を深く吐き出した。
もしも、私とパクさんが出会った頃のような気持ちを、他の女(ひと)に抱いていたら。

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by beckanbecka | 2015-05-13 10:09 | 妄想小説

静かな海の様に-89-


ガラガラ....ピシャン

「.............」

はぁ。

ザー......サブサブ

「...........」

顔を洗い終わると、素顔の自分が不細工に写っていた。
幸せそうにも見えず、夜を恨んででもいるかの様な暗い顔。
こんな女、男の人は誰も好きにならないよ。

彼女はさっきまで一緒だった、ユチョンの事を考えていた。
元恋人のあの女性が帰ってきたんだから、私には何もかも秘密にして
きっと寄りを戻して、私との事はその横でうまくやってるんだろうって思ってた。

私は、寄り道なんだと。
それなのに.....

「......................」

布団に入るが、全く眠気は感じなかった。
じっと暗闇を見つめ、心に浮かぶのはパクさんの事ばかり。

私に連絡をくれなかったのは、彼女の細工で消されただけで
ジェジュンさんの忠告で、私にああ言ったのも、彼女の細工のせいで
結婚式の事も、図書館に現れたって事も、私に心配かけまいと思って、と言ってくれた

「....................」

全てを知って、ここまで来てくれた
そして、ここに住んで、私をやっと見つけたと言ってくれた。
そういえば、あの合コンで顔を合わせた瞬間、何だかデジャヴの様な....

そこまで追いかけてきてくれた事が嬉しい反面、
距離を置こうって言われた時のショックも、パクさんの顔も忘れられなくて
一体どうしたら良いのか、分からなくなってる。

「はぁ..........」

彼女は、溜め息を吐いて目を閉じる。

........................................................

「あ」

「こんにちわ」

いつもの昼食場所に行くと、手を振る友達の横にパクさんが座っていた

「こんにちわ...」

「いつもここでご飯食べてるって聞いて、俺もここで食べようと思ってきたんだ」

女性2人を挟んだ席に彼女は座ると、
昨日言いたい事だけ言って帰ってきた分、何となく居心地悪く目を伏せた。
パクさんは、話しかけてくる女性2人に、いつも通りにこやかに対応していた。
何、食べてるのかな.......ちらっと手元に目を向ける

「パクさん、お昼いつもこんなんなの?ダメだよ〜男なのに足りないでしょ」

「本当!だからそんなに痩せとるんよ〜」

パクさんの手元にあったのは、あんぱんと牛乳だった。

「あはは、男一人暮らしですし、こんなもんですよ」

「アタシの唐揚げ一つあげるがね〜」

「アタシの卵焼きも〜」

ユチョンは強引に差し出された料理を食べると

「美味しいです、ありがとう」

と微笑んで、2人の心を溶かしたのだった。

.........................

「....待って。」

事務所に帰ろうとすると、パクさんの声が背後からした。

「パクさん......」

「ごめん、今日はいきなり来ちゃって」

「ううん、そんな....。だってフリースペースですから.....」

パクさんは、私の事をじっと見つめて、少し苦しそうな顔をしていた。

「どうか...したんですか?」

「昨日君が言った事さ、 すごく......俺は酷い事をしたって、思った。
こんな俺が、君に戻ってきてほしいなんて、言う資格ないと思うんだ」

その言葉に、彼女はドキッとした
このまま、パクさんとの糸は切れてしまうのかな。
あんなに酷い事、私は言ったんだもん。でも本当の気持ちだから、謝ったりなんかできない

でも
パクさんは何て言うんだろう。
考えだすと、鼓動がドンドンと早くなっていく。

「俺」

さよならなんて、言わないで

「君の友達から、また始められないかな」

「え.....」

「恋人に戻ろう何て言えない、 そんな資格、今の俺にはないんだ。 
 でも......その、だから......友達として、君の傍にいさせてくれないか」

ユチョンはそう言うと、じっと彼女を見つめた。
いつか、また友達以上に俺を想ってくれる時が来たら
もう俺は君を離さない。

彼女はどう感じているのか、その表情からは読めなかった。
でも,ふっと微笑みを見せてくれた瞬間、ユチョンはやっと息を吐いた。

「いい,って事だよね?」

こくんと彼女が頷く。

「はい」

「よかった!」

ユチョンは彼女の背に手を回し、抱き寄せようとした

「あ....っと、ご、ごめん!」

しかし、途中で慌てて留めると,一歩下がって手を差し出した
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「友達が抱き寄せたりしたら、いけないよな。....これから、よろしく」

彼女はドキドキしながら、差し出された手を柔らかく握った。
私も、抱きしめようとするパクさんを自然に思ってしまった...
パクさんは友達なんだ、友達......

「よろしく...お願いします」

どうか、胸の高鳴りを
パクさんに知られません様に。


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by beckanbecka | 2015-05-05 12:22 | 妄想小説


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