静かな海の様に-22-


ザー........

熱いお湯で萎縮していた細胞が生き返るみたい。

いつもより、シャンプーも隅々までしっかりと
マッサージもして、コンディショナーも長めにして。
ボディケアも入念に、スクラブなんかで磨いてみたりして

「はあ、気持ちよかった...上気せそう。」

すぐにひんやりパックでスキンケアして

「.....................」

彼女はぼんやりと天井を眺めていた。
明日はパクさんは,誰に微笑みかける訳でもなく、
にこやかに話す訳でもなく、仕事を邪魔しない様にと気にする事もない。

....私と一緒にいてくれるんだ。

そう考えると嬉しくて、まだ信じられない程だ。

”寝てる間にキスしました”

思い出すと、ドキドキする。
もう二回もキスしてるんだ....1回は寝てて知らないけど...
穏やかな容姿のパクさんなだけに、男っぽい所にドキドキする。

ふと指先で唇に触れてみた。
何にも感じないのに、キスされた時は凄くドキドキして
........気持ちいいと言うか、安心した。

♫♪♩

携帯が音を立てる。
手に取ると、パクさんからのメールが来ていた
彼女は、初めての彼からのメールに一瞬にしてドキドキと胸を高鳴らせた

パ、パクさんからメールだ!
何だろう、明日会うのに...もしかしてダメになっちゃったとか?!
そう考えると、慌ててメールを開いた。

”こんばんわパクです。
明日楽しみですね!沢山楽しみましょう001.gif
今家に帰った所です、お風呂に入ってすぐ寝ようと思います。
おやすみなさい”

短いメールだけど凄く嬉しい。
他愛無い事でもメールくれるなんて優しいな。
男の人ってメールも電話も無精な人が多いんだって思ってたのに。

...............メールだけでこんなに嬉しいなんて。

「へへ.........」

ごろんとベッドに凭れると、携帯をじーっと見つめた。
遠くから見るだけだったパクさんが、私にメールくれた。
しかも、キスもされたし告白もされた

彼氏なんだ!

「きゃー♡!!!!」

ブンブンと身体を左右に揺らしていると、
手の中からスポッと携帯電話が抜け落ちた。
ゴッ..........鈍い音を立てて床に勢い良く落ちた

「おっと.......」

真顔で携帯を取る。

...............

「あっ........うーん....」

.............

「んー.........」

彼女は、何度も首をひねりながらメールの文を消し,うっては消し。

..................

「よし、送信.......」

.........................................................

もう寝てしまったんだろうか。
他愛無いメールで、返事が欲しい内容ではないけれど、
やっぱり彼女からの返事が欲しいというか、気になってしまう。

「............シャワー行くか......」

諦めて携帯を奥と、彼はバスルームに向かった。

ピピ ピピ

慌てて彼はリビングへと引き返した。
携帯を手に取ると、彼女からの返信が届いていた。
まるでクリスマスに目を覚ますと、プレゼントが枕元にある様な感覚

”パクさん,お仕事お疲れ様です037.gif
 私も明日が楽しみで、楽しみで寝れそうにありません!
 ゆっくりお風呂に入って、ぐっすり眠れます様に....

 おやすみなさい072.gif

うわあ....お疲れ様だって。ぐっすり眠れます様にだって!
ユチョンは表情を緩ませながら、何度もメールを読んだ。
やべー....嬉しい......メールなんてピッピピッピ入ってきて苦手で返さなかったけど
嬉しいもんなんだな........

「よーっし!シャワーしよ!」

ユチョンはうーん、と満足げに伸びをすると浴室へ再度向かった。

..............................................................

翌日、待ち合わせのコンビニの駐車場へ行くと、
車の前でコーヒーを啜っているパクさんがいた。

d0302748_10174453.jpg


眼鏡もしてないし、ヘアスタイルもいつもと違って.....シャープな男らしさだ。
服装もラフで、図書館で見かける感じとはまた違う。
というか、いつもエプロンをしてるしなあ、司書さん。

「ぱ、パクさん」

声をかけると、彼は彼女の方を向き微笑んだ。
d0302748_10175381.jpg


「おはようございます。」

「おはようございます!ごめんなさい、待たせちゃって。」

「ううん、遅れちゃいけないって、家でコーヒー飲んでなかったから
 ここで飲んでただけですよ^^」

そう言いながら微笑むパクさん、
コーヒーのCMでも出られるんじゃないかしら....
彼女はホウ、と見とれて溜め息を吐いた。

「コーヒー飲みます?」

「あ、私も買ってきます」

「僕が買ってきます。寒いから、どうぞ」

ガチャッと助手席のドアを開けてくれた。
パクさん優しいな、レディーファーストって感じで...
慣れないレディファーストに照れながら、彼女は助手席に座った。

すっきりした、綺麗な車の中
こういう車で毎日出勤してるのかあ....

「おまたせ。ミルクとお砂糖一応1個ずつ貰ってきましたけど、よかったですか?」

「あっ、うん。ピッタリです....」

「よかった。」

狭い車内に2人っきり。
今日は、他の女の人にキャーキャー言われる事もない!
私と一緒にいてくれるんだー♡♡

「あの、図書館の司書さんですよね。」

「はい、そうですが....」

「ここ.....今月のフリーペーパーでお勧めしてた小説借りにいったんですけど
 覚えてますか??あの時赤い帽子被ってたんですけど♡」

コンビニの店員さんが,パクさんにそう窓越しに話しかけていた

「そうなんですか。借りて頂いてありがとうございます」

「いいいいえっ!本面白かったです!また行きます!!!」

「はい、お待ちしています」

にっこりと微笑んであろうパクさん。
私からは....後頭部しか見えませんが.....

「....行きましょっか」

パクさんはそう微笑むと、
カップホルダーにコーヒーを差し込み、車を出発させた。

..............そっか、パクさんは司書さんとして顔も割れてるし
知ってる人なら話しかけるに決まってるよね.........
でも、でも彼女といるのに普通話しかける?
司書じゃなくても....ぱっと見て、目立つ程スタイルもよくカッコいい容姿。

もしかして.........

「すいません。よく声かけられるんです、たまに外に出かけると」

「ううん、それだけ司書さんの人気があるってことじゃないですか」

司書さんの人気って、
私の想像以上なのかもしれない....

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by beckanbecka | 2014-12-13 10:42 | 妄想小説


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