あなたを知らない-86-


「今日のゲストパクユチョンさんでした...」

「おい、おいジェジュン」

「ん〜?」

シャワーから戻ってきたジェジュンは,呼ばれたのに気づき
手招きしている隊員の元に行くと,あぐらをかいて座った。
軍隊生活にも大分慣れてきた,というか今までの生活と180度違って、
なんだかんだと仲間たちとの生活を楽しく思えている。

「なに。」

「さっきテレビで,お前のグループのパク・ユチョンが
 俺だけじゃなく家族も声を聞きたがってるから,電話してくれって言ってたよ」

「テレビで?」

ジェジュンは驚いて身を乗り出した

「ああ。なんかドラマのPRか、テレビのインタビューに出てたんだよ」

「へぇ。本当にそう言ってたの」

「ああ、すごく本人真剣に言ってるっぽかったぜ。
 何だかんだ言ってメンバーだけじゃなくて,その家族とも仲が良いなんて
 本当に強い絆で結ばれてるんだな」

ジェジュンは笑いながら,頷いた。
が、心の中では彼の真意に気づいていた、その"家族”は別の意味の家族だと。
真剣に俺からの電話をたの無駄なんて,ユチョナ何かエギヤちゃんにやらかしたな。

ふふっと鼻で笑うと、ジェジュンは短い髪をガシガシと拭いた。
髪を切ってから,短い髪型がいかに楽で男は得なのかを知った
1人で凝った料理を作って食べるより、仲間と簡単な食でも良い、
ワイワイと食べる楽しみも知った。

「おっれが1人で頑張ってるんだから、
 その位で俺に助けてもらおうだなんて甘いんだからな」

クックッとジェジュンはロッカーに貼った、4人で撮った写真を見つめた。
あの子,もしかしてヌナを恋しがってるんじゃないの?
しょうがない,不本意だけどあの子のためだ

パタン

「キム、何かおもしろい事でもあったのか?」

「いえ,何でもありません」

..............................................................

ギシ......

ウトウト仕掛けていた時分、
ベッドの軋む振動でふと彼女は目を覚ました。
彼がシャワーの後ベッドに入ってきたのだ、ふわりとシャンプーの匂いがする。

「...........」

背中に彼の胸板を感じると、二の腕をそっと手の平で包まれ,撫でられた
規則正しく,穏やかに,優しい触り方で。まるで赤子を寝かしつける様に。
頭にチュッとキスを後ろからされた感触と、唇の音がする

「寝た?」

「.............」

彼女は聞けなかった、ユチョンが日本で誰に会おうとしているのか。
日本には知り合いなんていないはずなのに、一体誰に....
スラスラと日本語で話していて,すごく親密そうな言葉遣いだった

『東方神起って本当に人気があったんだから!今もすごいけど!
 他のグループなんかよりも,群を抜いてファンが多かったんだよ』

そう日本の友達からも言われたっけ。
私がユチョンに知り合う前から知ってる女の人なら..
私、その人の今年利用が無いよね。

「.....................」

寝息も立てずに寝るヤツがどこにいるんだよ。
いつもグーグーうるさい程言ってくるせに,お前は。
ユチョンはクスッと笑った

「明日は朝早くて話せないと思うけど、ちゃんと約束守るから。
 絶対キーホルダー買ってくるから、待ってな。ん?」

あの喧嘩の日から今日まで,ずっとぎこちないままで
そんなに長く不機嫌な彼女は見た事が無かったけれど.....
帰ってくる時には,機嫌治してみせるよ。

お前のヌナにも根回ししといたし。

ああ、でもジェジュンヒョン、
こんな時間に電話かけてこないでくれよ?
ヒョンなら、俺達の邪魔をしようと敢えてやりかねないからな。

チュ

「愛してるよ」

後ろから腕が伸びると,彼女のお腹をぎゅっと彼は抱き寄せた。
長い腕,大きな手,暖かい体温と,大好きな香り。
穏やかで,聞いてるだけで安心する,あなたの吐息....

好き.....ユチョン
他の女の人になんて,会わないで......
時分のまいた種なのに,彼女は彼に何も言えなかった。

ワガママばかりで,私の事あんまり好きじゃなくなってるかも。
くだらない事で怒って,泣いて,ずっと素っ気ない態度とって
散々やっときながら会わないでなんて....

束縛するややこしい女になんて,なりたくないよ

「......................」

ユチョン訪日まで、あと数時間に迫っていた。

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by beckanbecka | 2015-07-05 15:24 | 妄想小説


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