暗道-Second- 9


「色々と車がないと不便そうだな」

そう呟きながら,彼は近所のスーパーへ行った。
店内にいる女性達は,まるでモデルの様にすらりとした彼に
じろじろと好奇の視線を送っている。

それもそのはず,狭い田舎の世界だ。
部外者である事は明らかであった

「ちょっと、やだあの人すごいカッコいい」

「本当だわ〜。モデルかしら?撮影で立ち寄ったとか?
 でも何かお野菜とか、色々買い込んでる..」

彼は調味料の棚を見ながら
ポイポイとカートの中へと放り込んで行く。
ちょっとの滞在なら,そんな物は買わないであろう
主婦達は,じっとそのイケメンを視線で追った

「一人暮らしかしら」

「こっちに越してきたのかしら?やだ〜近所だったら良いわぁ♡」

「もしかして,近くの高層マンションじゃない?
 多分服装にしてもオシャレだし,リッチに違いないわね。仕事が出来る男って感じ」

彼はそんな視線を受けるのは日常茶飯事だ
特にそれに気づく風でもなく、買い物を済ませると徒歩で帰宅した

「もしもし?うん、今帰ったの?うん、お疲れさん」

彼は愛妻に電話をかけると、彼女はすぐに出た。
着いた時に電話はしたけれど,仕事中なのかマナーモードだったのだ。
電話で彼女の声を聞くと,本当に離れたんだと実感する

「うん。今買い物に行ってきてね。はは、俺だって料理する時はするんだよ!」

はは,と笑いながら空になったダンボールを隅に寄せた。
炊事だって全て自分でしなくてはいけないんだ,彼女の手料理も食べられない
徐々に寂しさが胸に込み上げてくる

「.......もう会いたいよ」

彼はふと俯いた

「はは、うん。寝る時はビデオ通話な。
 うん?.......あはは!そのまま寝ちゃったら電話代大変だなぁ」

クスクスと笑う

「え?はは、うん。飛行機代の為に貯金しような」

チン!と電子レンジが音を立てた

「あ」

「チーム長の嘘つき」

2人の笑い声が部屋の中に響いた

東と

西と

数百キロも離れた二つの部屋で

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by beckanbecka | 2015-08-28 17:09 | 妄想小説


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